グレードに関するQ&A

子どもとヤマハで音楽生活を楽しんでいますが、色々とわからないことや疑問が出てくることも
あります。その都度、自分で調べたり教えてもらったりして情報を得ていますが、いつかまた
同じような疑問を感じたり、解決したことが参考になったりするかもしれません。
また、ネット等で見つけた他の方の疑問やそれに対する答えなども、このサイトを訪れる方の
問題解決の手助けにもなるかもしれませんので、こちらにQ&A形式で記録しておきたいと思います。

こちらのページでは「グレードに関するQ&A」をまとめます。

Q.グレードを取る意味合いは?将来は役に立つのでしょうか。

.ジュニア上級科に通う子どもがいます。ジュニア科修了時に、
勧められるままにグレードを受けましたが、本人は緊張するので次回は受けたくないと
言います。グレードを取ることで将来的に何か役に立つものでしょうか?

.将来に役に立つかという点では、役立つこともありますが、それは
ヤマハの講師になったり、自宅でピアノ教室を開く際にヤマハの看板をあげられるといった
ところだと思います。といっても、講師になるには指導者グレードというものが必要に
なります。今は演奏者グレードですよね。指導者グレードというのはヤマハの教室に
通っていなくても受けられるし、合格してからの有効期限もあるようなので、講師を
目指すことにしてから受けるのでもいいかもしれません。

演奏者グレードでも、6級以上ですと高校受験などの際に特技としてアピールできる
場合や、一部の大学で実技試験が免除される場合もあるらしいですね。
でも一般的には、○級のグレードを持っていると言っても他の人にはどのくらい
すごいかわからないし、ヤマハ内でだけ通用するようなものだと思っていいと思います。

ですので、資格試験のようには思わずに、自分の力量を知るための手段というような
位置づけで考えるのが良いかなと思いますね。
スイミングやスキーの級のような感じですかね。○級だとどんなことができるか
(○級はクロールが泳げる、○級だとバタフライが泳げるだとか、スキーだと○級はボーゲンが
できるなど)

グレードもひとつの目標として、それに向かって頑張る気持ちになったり、○級までは
続けようと思ったりできるのではないでしょうか。
将来的な部分よりも、そんな意味合いが強いのだと私は捉えています。

カワイ音楽教室のグレードについて

カワイ音楽教室にも独自のグレード制度があります。ヤマハにも独自の制度がありますが、カワイのグレードシステムとはどんなものなのでしょうか。

「グレードとは?」「グレードの種類と受験料」はグレードの基本情報を、それ以下の「グレードの準備」「グレード試験の流れ」「試験内容」「試験結果」については初級レベルの15級程度に関する情報をまとめています。

カワイ音楽教室のグレードについて

  • グレードとは?
  • カワイにも独自の「グレード」と呼ばれる検定制度があります。この検定試験は2種類あり、
    生徒グレードテスト」と「グレードテスト」となっています。

    生徒グレードテスト」は、受験資格が「カワイ音楽教室の生徒」、「カワイ音楽教育研究会
    会員の生徒」、「カワイ音楽教育システム契約特約店の生徒」となっていますので、
    カワイで習っている子には身近なものでしょう。

    一方、「グレードテスト」ですが、「演奏(実技)グレード」と、「指導(筆記)グレード」があります。
    「演奏(実技)グレード」では、音楽を学んだり楽しんでいる方だけでなく、音楽の指導者や
    指導者を目指す方の音楽演奏(表現)能力をカワイグレード認定委員会の視点により検定するものです。
    4級以上では上級としてより専門性が重視され、優れた演奏家の育成を目的としています。

    「指導(筆記)グレード」では、音楽指導者・音楽指導者を目指す方の、基礎的な音楽知識や
    能力を問い、優れた音楽指導者育成を目的としています。
    受験資格には年齢制限があります。

  • グレードの種類と受験料
  • 生徒グレードテストには、
    「カワイピアノ生徒グレード」、「カワイドリマトーン生徒グレード」があります。
    「ピアノ」は1級~15級まで、「ドリマトーン」は6級~15級まであり、原則として15級から順番に
    受験していきます。

    その他、12歳以上を対象とした「おとなのグレードテスト」というのもあり、こちらは初級ステップ
    1,2~上級ステップ1,2まであります。受験開始級・ステップは問われません。

    グレードテストには、
    「ピアノグレードテスト:演奏2~6級、指導3~6級」、「ポピュラーピアノグレードテスト:演奏2~6級、指導3~6級」、「ドリマトーングレードテスト:演奏2~6級、指導2~6級」、「音楽教育グレードテスト:実技(音楽活動)3~6級、実技(リトミック)3~6級、筆記3~6級」があります。

    以下、対象者と目標および受験料の一覧です。

    グレード 対象者等 受験料
    ピアノ生徒グレードテスト カワイ音楽教室の生徒
    カワイ音楽教育研究会会員の生徒
    カワイ音楽教育システム契約特約店の生徒
    15級~14級 2,000円
    13~12級 3,000円
    11級~10級 3,500円
    9~8級 4,000円
    7~6級 4,500円
    5~4級 5,000円
    3級 7,000円
    2級 9,000円
    1級 11,000円
    ドリマトーン生徒グレード カワイ音楽教室の生徒
    カワイ音楽教育研究会会員の生徒
    カワイ音楽教育システム契約特約店の生徒
    15級~14級 2,000円
    13~12級 3,000円
    11級~10級 3,500円
    9~8級 4,000円
    7~6級 4,500円
    おとなのグレードテスト 12歳以上のカワイ音楽教室の生徒
    カワイ音楽教育研究会会員の生徒
    カワイ音楽教育システム契約特約店の生徒
    中級ステップ1 2,000円
    中級ステップ2 2,500円
    上級ステップ1 3,000円
    上級ステップ2 3,500円
    ピアノグレードテスト 演奏グレード:16歳以上
    指導グレード:18歳以上
    演奏グレード:
    6級 9,000円、5級 11,000円、
    4級 13,000円、3級 18,000円、
    2級 30,000円
    指導グレード:
    6級 6,000円、5級 8,000円、
    4級 10,000円、3級 14,000円
    ポピュラーピアノ
    グレードテスト
    演奏グレード:16歳以上
    指導グレード:18歳以上
    演奏グレード:
    6級 9,000円、5級 11,000円、
    4級 13,000円、3級 18,000円、
    2級 30,000円
    指導グレード:
    6級 6,000円、5級 8,000円、
    4級 10,000円、3級 14,000円
    ドリマトーングレードテスト 演奏グレード:年齢制限なし
    指導グレード:18歳以上
    演奏グレード:
    6級 9,000円、5級 11,000円、
    4級 13,000円、3級 18,000円、
    2級 30,000円
    指導グレード:
    6級 6,000円、5級 8,000円、
    4級 10,000円、3級 14,000円、2級 20,000円
    音楽教育グレードテスト 実技(音楽活動およびリトミック):16歳以上

    筆記:18歳以上

    実技(音楽活動):
    6級 5,000円、5級 6,000円、
    4級 7,000円、3級 9,500円
    実技(リトミック):
    6級 5,000円、5級 6,000円、
    4級 7,000円、3級 9,500円
    筆記:
    6級6,000円、5級8,000円、
    4級10,000円、3級14,000円


    カワイの詳しいグレード情報は、カワイグレード認定制度のご案内にてご覧いただけます。


    以下、生徒グレードの簡単な初級レベルのグレードテストについての情報になります。

  • グレードの準備
  • カワイ音楽教室のグレードに関しては詳しくありませんが、弾くことが中心のテストのようですので
    やはり弾く練習を繰り返すことでしょうか?

    ただ、ヤマハと同じく、初級レベルのグレードテストは、落とすための試験ではないようです。
    使っているテキストで段階的に身に付いたことや、今後の目標を確認するための試験という
    ことですね。
    カワイでは「9級のカベ」というのがうわさされているようです(^^)
    初めて受ける15級は、まったく弾けないとか、あまりに音を外しすぎているとかでなければ、
    たいていは合格するようですし、10級までは途中で止まってしまっても続きから弾ければ
    大丈夫だったりするようです。
    でも、9級からはグッと難しくなると思われる方が多い感じですね。

  • グレードテストの流れ
  • 具体的な流れはわかりませんが、当日はロビー等で待ち、試験の部屋に入室してテストを受け、
    終了後は結果が知らされる(当日もしくは後日)、という流れでしょうか。
    ヤマハの基礎グレードの場合は保護者も一緒に入室しますが、カワイは初級グレードでも
    保護者は室外で待っているようですね。

  • 試験内容
  • 例として2012年度に行われる、15級のグレードテストの内容を書きます。

    ピアノ生徒グレード:15級

    A区分 1.課題曲
    使用しているテキストにより1,2から選びます。

    1、サウンドツリー1使用者:
    課題1、29.みんなでマーチ(外国曲)P.80
    課題2、31.わらの中の七面鳥(アメリカ民謡)P.82~83

    2、サウンドツリーJ使用者:
    課題1、25.ちょうちょう(外国曲)P.53
    課題2、27.わらの中の七面鳥(アメリカ民謡)P.55 

    ※両テキスト使用者とも、課題1,2の2曲を演奏します。暗譜、視奏は自由です。
    B区分 1、課題曲
    こどものピアノアルバム(上)より
    4.さよなら ふゆさん(イギリス民謡)
    暗譜、視奏は自由です。

    2、選択曲
    こどものピアノアルバム(上)より
    6.アルプスの山ごや(ドイツ民謡)
    7.ぶん ぶん 分(チェコ民謡)
    上記より1曲選択の上、演奏します。暗譜、視奏は自由です。

    ドリマトーン生徒グレード:15級
    課題曲:ドリマトーンちゃいるど1より
    18.しずかなゆうぐれ
    19.ウェンセラスの王さま
    20.ドナルドじいさん
    21.ヘビつかい
    上記より2曲選択の上、演奏します。暗譜、視奏は自由です。

  • 試験結果
  • 体験ではなく調べた中ですが、2週間くらいで結果が送られてくる教室もあれば
    試験が終わった日の夕方には結果が張り出される教室もあるようです。
    あと、メールや電話で合否のお知らせがくるという方もいました。

ヤマハ音楽教室のグレードについて

ヤマハ音楽教室では、幼児科の後半で初めて「基礎グレード試験」を受けることになります。このグレードシステムとはどんなものなのでしょうか。

「グレードとは?」「グレードの種類と受験料」はグレードの基本情報を、それ以下の「グレードの準備」「グレード試験の流れ」「試験内容」「試験結果」については基礎グレードに関する情報をまとめています。

ヤマハ音楽教室のグレードについて

  • グレードとは?
  • ヤマハには独自の「グレード」と呼ばれる検定制度があります。この検定試験の対象は
    音楽を学ぶすべての人となっていて、特別な受験資格は必要なく、ヤマハ音楽教室に通って
    いなくても受けることができます。
    グレード試験を受けることで、客観的に自分の力を知り、今後その能力を伸ばしていくための
    指針とすることができます。

    この検定試験は1,967年に制定され、多くの人が受験しています。その数は1千万人を超えています!
    しかも、日本だけではなく海外の40以上の国と地域でも試験が行われていて、社会的にも
    認められている音楽能力基準となる試験だと言えます。

  • グレードの種類と受験料
  • グレード試験は、「ピアノ:2~13級」、「エレクトーン:2~13級」、「指導者:5~3級」、
    「管楽器(FL・SAX・TP・CL):3~10級」、「クラシックギター:3~10級」、「ドラム:6~10級」が
    あります。

    グレードのレベルを大きく分けると、鍵盤初心者を対象とした13~11級、学習者のための
    10~6級、より高い演奏力を目指す方や指導者を目指す人のための5級以上、ヤマハ音楽教室幼児科
    修了生を対象とした幼児科音楽音楽基礎グレードがあります。
    以下、対象者と目標および受験料の一覧です。

    グレード 対象者と目標 受験料
    2級 対象:演奏家、演奏家を目指す人(演奏グレード3級を持っているか、同等の音楽力がある人)

    目標:より高い演奏力
    52,500円
    5級~3級
    (演奏グレードと指導者グレードがあります)
    対象:音楽の指導者や専門家、それを目指す人

    目標:プロとしての専門的な音楽知識・能力取得
    演奏グレード:5級9,450円、4級10,500円、3級12,600円
    指導グレード:5級8,400円、4級9,450円、3級12,600円
    10~6級 対象:音楽を学ぶ人や趣味で楽しむ人

    目標:学習成果と目標を確認し、学習意欲向上へとつなげる
    10級 4,200円
    9~8級 5,250円
    7~6級 6,300円
    13~11級 対象:鍵盤初期学習者

    目標:各テキストを修了した時点で、学んだことや身についたことを確認し、次のステップへの意識を高める
    1,575円
    音楽基礎グレード 対象:ヤマハ音楽教室幼児科在籍生

    目標:幼児科2年間の学習成果の確認と、今後の指針を個々に確認する
    3,150円


    以下、基礎グレードについての情報となります。それ以外のグレード情報は、
    ヤマハグレードにてご覧いただけます。

  • グレードの準備
  • グレードには色々種類があることは上に書きましたが、ここでは「基礎グレード試験」について
    書いてみますね。
    基礎グレード試験は、幼児科のレッスンを受け、2年目の後半あたりで受験します。
    子どもにとっては初めてのグレード試験。親にとってもそうだという方も多いでしょう。
    グレード対策って何か必要なのでしょうか?

    基本的に、この基礎グレード試験は、落とすための試験ではありません。2年間で身に付いたこと、
    そして今後の目標を確認するための試験です。なので、レッスンの内容の見直しをすると良いですね。

  • グレード試験の流れ
  • グレード試験の流れを簡単に書きます。試験には保護者が付き添い入室します。試験時間は
    1人10分程度となっています。

    試験の日程等を知らされる

    申し込み用紙に記入し提出(受験料を添えて)

    家で試験対策(日ごろのレッスン曲の見直し)

    当日、会場へ。入室しあいさつ

    先生の指示に従って試験を受ける

    口頭でのアドバイスを受ける

    あいさつをして退場

    数週間後に結果を受け取る

  • 試験内容
  • 基礎グレード試験の内容は、A音楽基礎力と、B2年間の成長・総評に分かれます。

    A音楽基礎力 1.うたうこと
    担当の先生の伴奏に合わせて、「ぷらいまりー」の中から好きな曲(歌詞唱もしくはレパートリー)を1曲選んで、歌詞またはドレミで歌います。(歌詞唱は1番だけでも良い)

    2.きくこと
    担当の先生がピアノでメロディーや和音を弾くので、それを聴きドレミで歌ったり弾いたりします。メロディーはレッスンで習った暗唱曲から1曲が課題として出されます。和音はレッスンで習ったところ(ハ長調・ト長調・ヘ長調・ニ短調)から出されます。ドレミで歌うか弾きます。

    3.ひくこと
    「ぷらいまりー3,4」「ホームワーク3,4」の中のレパートリー曲を2曲選んで弾きます。ピアノかエレクトーンかは申し込みの時に選んでおきます。

    4.よむこと
    当日演奏した自由曲の楽譜の中から、担当の先生が指示しますのでドレミを読むか歌うかします。ト音記号、ヘ音記号のそれぞれ2小節程度となっています。

    5.つくること
    「ぷらいまりー」で習った曲のメロディーに演奏を付けて弾きます。担当の先生が一度メロディーを通して弾いてくれます。
    B2年間の成長(音楽に向かう姿勢、意欲)・総評 2年間の成長:2年間のレッスンを通して培われてきた、グループレッスンに対する価値観や、音楽に対する意欲などについて、担当の先生からアドバイスをもらいます。

    総評:当日の音楽基礎力の実施を通して確認できたことや、日ごろのレッスンを通して身になった2年間の成長についても具体的に口頭にてアドバイスをもらいます。
  • 試験結果
  • 試験が終わって3~4週間くらいで、試験結果が送られてきます。
    講評もあり、これは試験の時の状況だけではなくて、日ごろのレッスンの様子についても
    含まれます。子どもが自信をつけて頑張る気持になるようなことばで書かれてきます。